
いくら睡眠をとっていても、質のいい睡眠をとれていないと、疲れをとることはできません。
では、質のいい睡眠をとるにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、睡眠の質を上げるためのポイントと、寝具の選び方について紹介します。
睡眠の質が問題
慌ただしい毎日に疲れ果てている現代人。
睡眠は、そんな心身の疲れをリセットするために欠かすことができない大切なものです。
でも、睡眠はしっかりとっているはずなのに、疲れがとれなかったり、常に眠気に襲われたりしている人も少なくありません。
その原因は「睡眠の質」にあります。
睡眠の質を上げる3つの方法
睡眠の質を上げるために重要になってくるのが、「自律神経のバランスを整える」ということです。
自律神経は、脳や身体の緊張とリラックスに深く関わっています。
人間の身体は、「交感神経」が働くことで緊張状態になり、「副交感神経」が働くことでリラックス状態になります。
睡眠中は本来、「副交感神経」が働いてリラックス状態になるべきなのですが、ここで「交感神経」が働いてしまうと睡眠中であるにもかかわらず緊張状態にあることになってしまいます。
そうすると、「眠っているのに(脳が)起きている状態」となり、疲れがとれなくなってしまいます。
というわけで、睡眠の質を上げるためには、睡眠中に「副交感神経」を働かせることが必要になってきます。
そのためのポイントを3つ紹介します。
就寝時間を一定に
1つ目は、「就寝時間を一定にする」ということです。
「体内時計」という言葉があるように、朝起きて夜寝るというリズムを一定にすることで、ホルモンの分泌や自律神経のバランスを整えることができます。
先述した通り、自律神経は本来、日中に「交感神経」が優位になり、夜になると「副交感神経」が優位になります。
でも、1日のリズムが一定でないと、自律神経が乱れてしまいます。
睡眠の質を上げるために、就寝時間を一定にして生活リズムを整えるように心がけましょう。
ブルーライトを避ける
2つ目は、「ブルーライトを避ける」ということです。
ブルーライトはパソコンやスマートフォンなどに使われています。
寝る前にブルーライトを浴びてしまうと、せっかく睡眠モードに入っている脳を覚醒させてしまうことになり、睡眠の質が下がります。
寝る前には、ブルーライトを避けるために、パソコンやスマートフォンを触らないようにしましょう。
環境を整える
そして3つ目は、環境を整えるということです。
この環境とは、部屋の明るさや温度、湿度を指します。
先ほど紹介したブルーライトに限らず、光そのものが脳を覚醒してしまうので、部屋は真っ暗にするのがおすすめです。
また、睡眠時の室温は26度~27度、湿度は60%前後にするのが最も快適だと言われているので、早速試してみてくださいね。
知っておくと便利!寝具の選び方
睡眠の質にダイレクトに関わってくるのが「寝具」です。
自分に合った寝具を使うことで、睡眠の質をグッと上げることができますよ。
睡眠のアイテムと聞いて真っ先に浮かぶのが「枕」ですよね。
ここでは、枕の選び方を紹介します。
枕には、テンピュールやマニフレックスなど、色々な種類がありますが、素材や機能よりも重視するべきなのは「高さ」です。
枕が高すぎると、肩が浮き上がってしまいますよね。
すると、首に身体の重みがかかってしまい、首や肩が凝ってしまいます。
また、器官が狭くなるので呼吸がしにくく、疲れがとれにくくなってしまうのです。
枕を選ぶ時には、肩が浮き上がらず、まっすぐ天井を見る状態になる高さのものを選ぶようにしましょう。
そうはいっても、自分ではなかなか分からないものですよね。
寝具屋さんの中には枕アドバイザーのいるお店もあるので、一度自分に合った枕を選んでもらうと参考になりますよ。
まとめ
心身の疲れを癒すために必要不可欠な睡眠。
しかし、睡眠はとっているはずなのになかなか疲れがとれなかったり、スッキリしなかったりする人は少なくありませんよね。
その原因は睡眠の質にあります。
睡眠の質を上げるためには、就寝時間を一定にして生活リズムを整えたり、ブルーライトを避けたりすることが大切です。
また、リラックスして眠ることができるように環境を整えることも重要です。
少しの心がけで、グッと睡眠の質を上げることができるので、ぜひ試してみてくださいね!