
朝のジョギングには危険性が潜んでいることを知っていますか?
健康・安全にジョギングを楽しむために、この記事では、朝ジョギングの危険性とその対策についてまとめました!
朝のジョギングはとても気持ちが良いですよね。
ジョギングを朝行うと危険な理由
突然死の可能性が高まる
人は寝ている間にたくさんの汗を掻いています。なんとその量はコップ1杯分になるのだとか。
その為、朝の血液は濃度が高く、ドロドロ血のような状態です。
この状態でジョギングを行うことは、かなりの圧力や負担を血管にかけることになり、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくさせます。
一番怖いのは、死亡率の高いといわれる「くも膜下出血」に繋がってしまうことです。
朝のジョギングが危険だといわれる理由の一つには、上記の様な症状から、突然死をする可能性が高まるからなのです。
自律神経に悪い
就寝状態では、疲れた身体を回復させる「副交感神経」が働いています。
副交感神経が働いている状態でジョギングを行うことは、交感神経(血圧・血糖を高め、活動力を高める働きをする)を無理矢理動かすことになるのです。
人は「副交感神経」と「交感神経」を交互にはたらかせ、自律神経のバランスを整えています。
その為、副交感神経が働いている「朝」にジョギングをしてしまうことは、無理矢理「交感神経」を動かすことに繋がり、心身の調節機能を果たしている自律神経に、大きな負担をかけてしまうことになるのです。
ハンガーノック状態
朝は空腹状態であることがおおいですよね。
空腹状態でジョギングをすると、極度の低血糖状態となり、「ハンガーノック状態」に陥る可能性があります。
ハンガーノック状態とは、極度の低血糖状態により、急に体が動かなくなる症状です。
手足の痺れや、ひどい場合は意識を失うこともあるのです。
自らの意思とは関係なく、身体が勝手に動かなくなってしまう為、急な転倒の恐れがありとても危険です。
朝のジョギング対策
朝のジョギングは危険と言われていますが、朝しか時間がとれない場合や、どうしても朝ジョギングをしたいという方もいるかと思います。
その場合は、以下の点に気を付けましょう。
朝ごはんを食べてから走る
朝ジョギングをするときは、食前の低血糖状態が危険を及ぼします。
その為、朝ごはんを軽く食べてから走ることを心がけましょう。
食べ過ぎてしまっては、逆に身体の負担になってしまうので気を付けて下さい。
ウォーミングアップ
走りたい時間の1時間前くらいに起きて、ウォーミングアップを行いましょう。
朝食後、少し休憩をしてからストレッチや水分補給をしてみてください。
また、ウォーミングアップをしたからといっていきなりスピードを上げて走るのではなく、あまり無理のない速さで、20分~30分くらいを目安に走ることをおすすめします。
まとめ
朝のジョギングは健康に良いイメージがありますが、少し間違えれば命の危険性があるということがわかりました。
最悪の状態を避けるためにも、朝ジョギングをしている方、またこれから始めようと思っている方は、ジョギングを開始する前の習慣や時間を見直してみましょう。
ジョギングを行う時間や距離の目安については下の記事を参考にしてください。