
日常生活の中で、いきなり肘の外側に痛みを感じることがありますよね。
よく耳にする「テニス肘」とは、この症状のことを指します。
この記事では、辛い肘の痛みを少しでも早く解消するために、痛みの原因と対処法をまとめました。
肘の痛みが外側に発生した場合の原因と対処法!
肘の痛みが外側に発生した場合、「上腕骨外側上顆炎(=テニス肘)」であることが考えられます。
腕の上腕骨側顆というところには、指や腕を伸ばす筋肉が集結しています。
その筋肉の付着部分が炎症を起こすことで、痛みが発生するのです。
では、実際にどのような時に発生しやすい症状なのでしょうか。
【原因】
- パソコンのタイピングをしている時間が長い
- 腕に負担の掛かる運動や仕事をしている
- スポーツで腕の筋肉を酷使している
- 急に腕に無理な動きを加えてしまった
この他にも要因は考えられますが、共通しているのは「肘の外側の筋肉の使い過ぎ」です。
肘の痛みは、寝れないほど辛いときもありますよね。
なるべく早く痛みを解消するためにも、正しい対処法を行いましょう。
【対処法】
①ストレッチ
手首の筋肉が固く凝り固まっている場合、肘の動作に負担がかかり痛みの原因になります。
痛みが少ない時は、以下のストレッチを行ってみてください。
※痛みがひどい場合は、無理にストレッチをするのは避けましょう。
- 腕を真っすぐ伸ばし手のひらを上に向ける
- 親指以外の指を反対の手で掴み、下におろす
- 腕上部の筋肉が伸びている感じがあるまで、しっかり伸ばし10秒間キープする
②安静・サポーター
肘の外側が痛み出したときは、安静にすることが一番大切です。
テニス肘は筋肉の使い過ぎによって起こります。
これ以上のダメージを肘に与えない為にも、安静にして回復を待ちましょう。
仕事や家事などで安静にしていることが難しい場合は、サポーターやテーピングで、肘や手首の固定を行うことがおすすめです。
③冷却
筋肉が炎症を起こすことで発生する痛みには、アイシングが有効です。
湿布や氷で患部を冷やし、炎症を少しでも抑えましょう。
おすすめの方法は以下になります。
- 氷をビニール袋等に入れタオルで包む
- 10分から15分患部に当てる
- 休憩をはさみながら上記を3回ほど繰り返す
①~③は自宅で簡単に実践できますので、是非参考にしてみてください。
安静を第一に、無理な動きをしないことを心がけましょう。
ただし、痛みがひどい場合は専門医から正しい処置を受ける事が大切です。
まとめ
肘の痛みが外側に発生した場合の、原因と対処法についてご紹介しました。
上腕骨外側上顆炎(=テニス肘)は再発しやすい症状です。
痛みが引いたとしても、筋肉の酷使を続ければ慢性化する恐れがあります。
肘の痛みに悩まされない為にも、痛みが発生した原因をしっかりと見直し、再発防止に努めましょう。
なお肘の内側に痛みがある場合は下の記事も確認してください。
またツボ押しやストレッチも手軽にできて効果があります。参考にしてください。