
アトピー(アトピー性皮膚炎)でお悩みの方は、皮膚科で受診して、大量のステロイド系の薬をもらって毎日塗り薬や飲み薬で改善を図ってきたのではないでしょうか。
しかし、アトピーが完全に治るというところまではなかなか到達しないというのが現実だと思います。
一方、日サロで紫外線を浴びる方法で改善したという話を聞くこともあります。
本文では、日焼けサロンでアトピーの改善がみられるのかどうか、専門家による治療の場合もご紹介しています。
日焼けサロンはアトピーの荒療治
もう薬には頼りたくない、という方は日焼けサロンで全身に紫外線をあびて改善をはかるのも一つの選択肢にしても良いしょう。
経験上、日光浴や夏の海水浴でアトピーが改善すること多いということが昔から知られています。
太陽の紫外線にはアトピーの原因である細菌を殺菌する効果もあるのです。
実際に、日焼けサロンで日焼けして、アトピーがきれいさっぱり治った、という声はよく聞きます。
ただ、これは誰が行ってもよいという方法ではありません。
皮膚科にかかって専門的に治療を行っているという方は、いきなり日焼けサロンで体に紫外線を浴び続けるのはやめた方が良いです。
というのは、病院では、薬の量と日常生活で自然に浴びるであろう紫外線量をきちんと計算し、計画的に治療を行っているからです。
そこへ、計算外の日焼けサロンによる強い紫外線を浴びてしまったら、治療どころかますます皮膚の炎症や、(肌の色が黒ずむ)色素沈着を悪化させてしまいます。
身体にとっては逆にリスクになりますので、自分だけで判断せず、日焼けサロンに行く前に医師に相談しましょう。
日焼けサロンでアトピーを治す方法は、薬をしばらく使っていない状態で、そのまま何もせず今は放置している方に向いていると言えるでしょう。
一周回って日焼けサロンで荒療治、といったところです。
なお、日サロで紫外線を浴びたあとは、肌が乾燥しますので保湿クリームでケアするなど気をつけましょう。
日焼けサロンに行ったあとのアフターケアについては下の記事で確認してください。
[https://dostrece.net/tanning-salon-aftercare/]専門家のアトピー治療
皮膚科で受診するアトピー治療法には、ステロイド系の薬を使いながら病院でも紫外線の光を当てるというやり方があります。
それは、ステロイド系の薬に含まれる抗生物質の含有量とのバランスをみて、紫外線量を調節しながら進めている療法です。
そんな治療を受けていながら、抗生物質の含有量を無視して、日サロなどで紫外線をたくさん浴びてしまうと、患部は赤みどころか赤く腫れあがり、痒み(かゆみ)を伴う症状が出てしまい、ますますひどい状態になってしまう恐れがあります。
生活改善も必要
アトピーの持病の方は、大量の飲み薬やステロイド系塗り薬の薬漬けになるのが嫌で、病院通いを止めるということが一度はあるのではないでしょうか。
その結果、薬がないために症状が出てきて、アトピーが全身にぶり返し、やはり薬に頼らないと治らないという繰り返しをしてきたと思います。
薬だけでは、完治がみられないので、規則正しい生活や食習慣でも改善をはかるようにしましょう。
まとめ
アトピーは、小さい子供に症状が出やすく、大きくなるにつれて治るのがほとんどなので、効果的な治療法が進まない現状があります。
大量の薬が嫌になって、やけになって日焼けサロンに行ったら治った、なんていう例もあることから、人によって独自のアトピーの治療法がみつかることがあります。
日焼けサロンは極端な例ですが、現在の生活を見直すところから始めるのもおすすめです。
まずは、以前から使用している布団やベッドを変えてみるなど、身近な部分から試して、前向きにトライしてみてくださいね。
なお花粉症になってもアトピーが悪化することがあるようです。
花粉症の季節が近づいたら注意するようにしてください。
[https://dostrece.net/exacerbated-by-hay-fever-and-atopy/]