
鼻の穴がカサカサ乾燥している…。鼻水が出るわけではないのに、違和感があり、刺激していたら痛くなってきた…。
こんな症状で悩んでいる人は意外と多いものです。
いつの間にか治っているし…と放っておくと、鼻汁が鼻の壁にへばりついてしまうことも…。
不快だけれど、無理に剥がそうとするととても痛いですよね。
実はこんな症状が出るのには、原因があります。
今回は、鼻の中が乾燥する原因と、効果的な予防法を併せて紹介します。
鼻が乾燥して痛い…ドライノーズとは?
言うまでもなく、鼻の痛みと乾燥は深く関係しています。
鼻の中がヒリヒリと痛むという症状、それは「ドライノーズ」です。
あまり聞きなれない言葉ですが、最近、ドライノーズと診断される人が増えてきているのですよ。
ドライノーズは、乾燥性鼻炎ともいい、鼻の中の粘膜が乾燥した状態を指す言葉です。
ドライノーズになる最大の原因は、「乾燥」です。
空気が乾くことで鼻粘膜の水分が奪われ、ドライノーズになると言われています。
そして、乾燥を引き起こす要因は、エアコンや、加齢による体内の水分不足などです。
その上で興味深いのは花粉症などのアレルギーとの関係です。
実は、アレルギーを抑えるための内服薬や点鼻薬を使うことも、鼻が乾燥してしまう要因になるのです。
アレルギーの薬には、鼻水の症状を緩和するために、体液の分泌を抑える成分が含まれています。
そのため、薬が効きすぎていたり、繰り返し使用したりしているとドライノーズになってしまいやすいと言われています。
ドライノーズの予防法
鼻の粘膜が潤っていることにより、体内へ侵入しようとするウイルスや埃などをブロックすることができます。
しかし鼻の中が乾燥してしまうと、これらをブロックすることができず、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
鼻が乾燥して痛い人は、これから紹介する3つの方法を実践して、不快なドライノーズを撃退しましょう!
ドライノーズスプレー
まず1つ目は、ドライノーズスプレーを使うということです。
鼻が乾燥して痛い時に有効なのが、このドライノーズスプレーです。
点鼻型の治療薬で、ドラッグストアなどにも売っていますよ。
ドライノーズスプレーの主な成分は生理食塩水で、鼻の中を潤し、汚れの洗浄を行ってくれます。
わざわざ買わなくても、自分で生理食塩水を作って鼻うがいをすることで代用することもできるので経済的です。
保湿
2つ目は、保湿です。
鼻の粘膜にクリームなどを塗って保湿しましょう。
鼻専用のジェルはもちろん、ワセリンやオリーブオイル、リップクリームなどの保湿油でも代用が可能ですよ。
加湿
そして3つ目は加湿です。
暖房を使う時には加湿器を併用して、部屋の湿度を50%前後に保つようにしましょう。
加湿器がなければ、濡れタオルを置いておくのも効果的ですよ。
また、乾燥の気になる時期はマスクを着用すると、鼻の乾燥を防ぐことができます。
まとめ
鼻の中がヒリヒリして痛い…。こんな症状に悩まされている人は意外と多いもの。
その症状、ドライノーズという乾燥性の鼻炎です。
ドライノーズになる最大の原因は、なんといっても乾燥です。
エアコンや体内の水分不足の他に、花粉症などのアレルギーの薬も、鼻の乾燥を招いてしまうので注意してくださいね。
スプレーを使ったり、保湿・加湿したりして、不快なドライノーズから解放されましょう!
なお鼻だけでなく唇も乾燥で痛くなることがあります。
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