
社会に出れば、誰でも一度は考えるのが転職です。
一口に“転職”といっても十人十色、千差万別、色々です。
給与などの待遇の良い会社へ転職する人もいれば、
“やりがい”を追い求めて転職する人もいるでしょう。
同じ業種への転職なら、
これまでの経験をもとに履歴書を考えることができますが、
異業種への転職、それも未経験の分野では志望動機からして悩みます。
未経験の業種への転職は腰が引けます。
しかし転職情報を調べてみると、
多くの求人で”経験不問”とか”未経験者歓迎”となっています。
「未経験者歓迎」とした背景を考えましょう
一般に転職などの中途採用者に期待されるのは”即戦力”です。
ですが、20代や30そこそこの人の勤続年数を思えば、
”即戦力”になり得ないのは採用する側も分かっています。
それでも中途採用をする理由には、
異なる視点で意見が出せる「人物重視」、
将来の伸びに期待する「ポテンシャル重視」
そして中途で入社してもすぐの活躍できるようになる「充実した研修制度」
があると考えられます。
ですから、あなたが履歴書に書くべき動機は、
そんな採用する側の期待に応える”可能性”を”相手にわかるように示す”ことです。
そのために、次の3つの項目で整理するのがよいでしょう。
- 転職をする理由
- ”理由“挙げた内容について前職ではどうだったのか?
- 転職したいという熱意
特に、”転職したいという熱意”では、
採用後のあなた働きぶりがイメージできるような内容が
入っていることが望ましいですね。
このようにして志望動機を固めていけば、
異業種転職でも自身をもって挑めますよ。
転職ばっかの履歴書。未経験の職業に正社員で入れる可能性は
未経験の業種でも正社員で入れるか?
それは、ズバリその業種の人手不足の状況にかかっています。
代表的なものは、運送業でしょう。
監督署の目が厳しく、人手不足が顕著ですので、
人の確保のために自社採用したいところが多くなりました。
専門商社も、他の業界での経験を持つ人を多く採用しています。
商品を仕入れて販売するのが商社ですが、
基本は人間関係にあります。
ですから、多様な背景・経験を持つ人を欲しているのです。
また、スーパーなどの小売業や接客業も、
パート・アルバイトの確保が難しくなっていますので、
正社員として採用して人材を確保するようになってきています。
これからの転職は未経験が当たり前!でも持っておくといい資格5選
希望する業種によって必要な資格は異なります。
ですが、まず持っていて間違いがないのは
- 普通自動車の運転免許
運送業はもとより、営業でお客様のところにいくには必須です。
勤務先によっては通勤にも自動車が必要になります。 - TOEICや英検
グローバル化に伴い多くの職場で英語を使う機会が増えていますし、
英語を扱う能力が求められています。 - 中小企業診断士
コンサルタント系の仕事では、持っていると有利です。
また、土木系のコンサルタントでは技術士やRCCMを持っていると有利ですね - 危険物取扱者
ガソリンスタンドではお馴染みですが、
工場でまとまった量の燃料や可燃物を扱っている場合はもっているとよいですね。 - 宅地建物取引士
特に説明は不要でしょう。不動産関係の仕事に就く場合にはおすすめです。
まとめ
転職を決意するきっかけは人それぞれですが、
その思いだけでは面接を突破して採用されることはありません。
”やりたい事は何なのか”を突き詰め、
新たな仕事への熱意が伝わる志望動機を書かなければなりません。
未経験の業種に転職という思い切った事をする訳ですから、
履歴書などの準備は念入りに行いたいものですし、
その努力は結果につながるとおもいます。