
20代、30代になってくるとエイジングケアが気になってきます。
でも何歳から始めればいいのでしょう。
判断方法は?
そして年代によってもケアの方法は違うはず。
この記事ではエイジングケアは何歳から始めるのが良いのか、そのチェックポイント、エイジングケアが必要となる原因や対策をお伝えします。
併せて年代毎のエイジングケアの具体的なポイント、エイジングケアの成分についてもお伝えします。
エイジングケアとは
エイジングケアとは“年齢に応じたお肌の手入れ(スキンケア)”のことです。
お肌は年齢を重ねていくとともに少しずつ衰えていきます。(老化)
これに対してエイジングケア化粧品を使ったり日常生活の習慣を見直して改善をはかっていきくのがエイジングケアです。
なお“エイジングケア”は和紙英語です。
英語圏では“anti-aging skin-care”と言った方が正しいようです。
肌の老化の原因と対策
肌を老化させる直接的な原因は身体の内部で酸化、糖化が起きることです。
それを引き起こすのが睡眠不足、食生活の乱れ、光(紫外線)、乾燥、ストレス、喫煙などと言われています。
酸化
肌に限らず身体全体の老化の要因は、一番に“酸化”です。
よく聞く活性酸素が増えすぎることによって身体のあちこちの細胞がダメージを受けて、いわば“錆びる”状態になっていきます。
肌で言えば、たるみ、シワ、シミ、乾燥などの原因になります。
アンチエイジングのためには、活性酸素を除去する食事や生活習慣を整えることが必要となります。
糖化
皮膚のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質が食べ物から入るグルコースなどの糖分により糖化(メイラード反応)が起き、生成されるAGEs(終末糖化産物)が身体の様々な老化に影響するとされています。
ほかにもAGEsは、糖尿病、アテローム性動脈硬化症、慢性腎不全、アルツハイマー型認知症などの変性疾患を悪化させるとも言われています。
睡眠不足
睡眠時間が足りなかったり、睡眠の質が悪いと肌の老化の原因となります。
睡眠不足の解消には次の点に気をつけます。
- 規則正しい就寝、起床を心がけ、起床時には太陽光または人工光を十分に浴びる
- 就寝前までに内臓を休め、就寝の3時間前までに食事を済ませる
- 入浴時にあまり熱いお湯に浸からない。ぬるめの方が安眠できる
- 就寝前にコーヒー、緑茶など、カフェインを摂取しない
- ブルーライトは脳を刺激してしまうので、就寝の1時間程度前までにスマホやパソコンの使用を終える
食生活の乱れ
偏った食事や極端なダイエットなど食生活が乱れてくると、肌の老化だけでなく身体全体の不調につながります。
次の点に留意します。
- 糖化の原因となる炭水化物、揚げ物、甘い物は、あまり食べ過ぎない
- 食事の最初に摂ると血糖値が上がりやすくAGEsを生成しやすくなる炭水化物は、食事の最後に摂るようにする
- タンパク質、ビタミン、ミネラルなど全体的にバランスの良い食事を心がける
光(紫外線)
よく知られているように紫外線、なかでも真皮層まで届くUV-Aの紫外線を浴びすぎると、シミ、しわ、くすみなどの原因となります。(光老化)
現在では多くの種類の紫外線対策(UVカット)商品が流通していますので、必要に応じて活用します。
乾燥
肌の水分量が減り乾燥してくると、しわ、ほうれい線、たるみの原因になります。
セラミドなど皮膚の角質層の水分保持を担う細胞間脂質や、水分の蒸発を防ぐ皮脂は、年齢とともに減っていく傾向がありますので、以下の点に注意します。
- 日ごろから肌にうるおいを与える保湿を意識したスキンケアを行う
- 皮脂を保つため、洗浄力の強いクレンジングや、お湯などを使いすぎない
- 室内が乾燥しないよう必要に応じて部屋を加湿する
ストレス
ストレスによる血管の収縮で血流障害が起き、活性酸素が多量に増えてしまいます。
またホルモンのバランスも崩れるので、こられが肌にも悪影響を及ぼします。
ストレスを全くなくすことは不可能ですが、自分なりのストレス解消法を見つけるようにしましょう。
喫煙
タバコの成分は人体には有害な物質ばかりですから、活性酸素が多量に増えてしまいます。
身体全体の細胞が酸化し、顔ではシミ、しわ、たるみの原因となります。
タバコによって血行が悪くなり酸素が不足するので、顔の血色が悪くなり肌ツヤも褪せてきます。肌の新陳代謝も悪くなり、硬い黄ばんだ肌になっていきます。
タバコは百害あって一利なしですから喫煙の習慣は止めましょう。
化粧品のエイジングケア成分
エイジングケアには、上で書きましたような生活習慣も大事ですが、併せて化粧品での対処も有効です。
エイジングケアでポイントとなる成分を記載しておきますので美容液、化粧水などを選ぶ際の参考にしてください。
抗酸化
エイジングケアで最もポイントとなるのが活性酸素です。
抗酸化作用のある成分は、コエンザイムQ10、水溶性フラーレン、レチノール、ローズマリー、ハマメリタンニンなどです。
保湿
保水力、保湿力が高く肌を乾燥から守る成分は、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、大豆発酵エキス、ダマスクローズ、アルガンオイルなどです。
肌に潤いを与え、みずみずしさを保ちます。
美白・紫外線対策
紫外線によるメラニン生成を抑制する成分は、ビタミンC誘導体、コウジ酸、アルブチン、ひなぎく花エキス、カミツレエキスなどです。シミの予防になります。
まとめ
エイジングケアは何歳ぐらいから始めればよいのか、それはエイジングケアが気になり始めときです。
鏡を見て気になったら、さっそくスタートしましょう。
エイジングケアといっても化粧品の話ばかりではなく、それ以上に生活習慣などが大切になってきます。
この記事で書きました生活習慣は、肌だけでなく身体全体にとっても大事なものです。
できるだけ若いうちから身につけておくのが、ひいては肌にとっても最良のエイジングケアになります。
お肌の老化の原因となるストレスや睡眠不足を解消するサプリメントもあります。
思い立ったら吉日、さっそくスタートしましょう!