
足首に痛みがあったら病院へ行った方が良いのでしょうか?
足首は、ひねってしまって腫れた、靴を履くときに痛い、もしくは何もしていないのに痛みを感じるなど、さまざまなトラブルを抱えている方も多いところです。
なんとなく痛いな、と思っていても、病院に行かないまま過ごしている方も多いかもしれません。
しかし、放置しておくと良くないシグナルかもしれません。診察を受けた方が良いかチェックすべき点などをご紹介いたします。
足首の痛みは病院に行った方が良い?
いつも何気なく動かしている足首ですが、実は左と右の2か所で身体全体の重さを支えているという、とても大切なところなのです。
足首というのは細かく分けると、たくさんの小さな骨と、3つの短く太いじん帯で成り立っています。
それぞれのパーツを動かしあって機能することによって、スムーズに歩いたり走ったりすることができるのです。
しかし、このパーツのどこかに異常が起こると、動かしづらくなったり、場合によっては動かすことができなくなることもあります。
そのため、足首の痛みはなるべく病院で診察してもらうことが良いのです。
足首の痛みの主な原因
足首の痛みのもっとも多いものは、捻挫(ねんざ)です。
アメリカの大学の研究によると85パーセントが捻挫だといわれています。
その中でも、ほとんどが内反捻挫と呼ばれるもので、足の裏の部分を何らかの強い力で、内側にひねってしまったときに、じん帯が必要以上に伸びてしまったり、裂けてしまった状態のことを指します。
強い痛みと腫れが起こり、状態にもよりますが、痛みが引いて元の通りに歩けるように10日から数か月かかります。
いわばじん帯がゴムが伸びきったような状態になってしまうことから、完全に治るわけではなく、繰り返し捻挫を起こしやすくなります。
その他の痛みの原因
その他にも、何もしていないのに腫れが起こり鋭い痛みがある場合には、痛風が疑われます。
痛風は、身体に尿酸が溜まって結晶となって痛みをひきおこします。
また、関節炎も足首の痛みの原因となります。
関節の部分に炎症が起こることで痛みが起こります。
ケガがもとになってじん帯に傷がつくこともあれば、加齢が原因となるものや、リウマチの合併症として起こることもあります。
まとめ
足首に痛みや腫れ、皮下出血が見られたら、なるべく動かさないようにして早めに病院を受診しましょう。
足首の痛みに関することは整形外科が専門ですが、総合診療科がある総合病院で症状について相談をすることで、適切な診療科が分かることもあります。
また、最近では、足の痛みを専門にしている「フットケア外来」といった名前の外来がある病院もありますので、問い合わせをして受診するようにしてみましょう。
靴を履くことによっておこる痛みの場合には、その靴も病院に持参することがおすすめです。
なお自分でもある程度は対処できる痛みについては別記事で説明しています。
参考にしてください。