
連日の降りやまない雨に、気分まで滅入ってくる梅雨。
梅雨になると体調が悪くなるという人もいますよね。
天気と体調には深い関係があるようで、雨が降ると頭痛を訴える人が多くなる傾向があります。
梅雨の時期の体調不良は風邪と間違ってしまいやすいので、誤った対処をしないためにも症状を知っておくことが大切です。
そこで今回は、梅雨の体調不良の症状と対策、体調不良を引き起こしてしまう原因を併せて紹介します。
梅雨の体調不良、対策は?
梅雨の時期に体調不良になると、倦怠感や無気力、頭痛や肩こり、手足の冷えなどの症状が出ると言われています。
これらの辛い症状を招かないためには、気象の変化に負けない身体作りが大切です。
つまり、規則正しい生活や十分な睡眠、適度な運動やバランスのいい食事を普段から心がけることが何よりの対策であり、予防にもなります。
それに加えて、梅雨の時期には「自律神経を整えること」と「身体を冷やさないこと」を特に意識するようにしましょう。
自律神経が乱れた時には、入浴が効果的です。
温かいお湯にゆっくりとつかることにより血行が促進され、自律神経のバランスを整えることができますよ。
入浴後にストレッチやマッサージを行うと、より効果的です。
また、梅雨の時期は気温の変化が激しいので、身体を冷やさないように服装に気を配ることも大切です。
外出の際に、脱ぎ着しやすい上着を1枚持って出かけると急激な気温の変化にも対応することができるので安心ですよ。
梅雨の体調不良…3つの原因とは?
梅雨の時期に体調不良を引き起こす原因は3つあります。
気圧の変化
1つ目は、気圧の変化です。
梅雨の時期、大気は低気圧配置になります。
大気が低気圧になると、副交感神経が優位に働くようになります。
副交感神経は、緊張をほぐして身体を休ませる自律神経なので、身体が「お休みモード」になり、だるさを感じたり、やる気が出なかったりするというわけです。
また、低気圧が続くことで「ヒスタミン」という炎症物質の分泌が多くなるので、肩こりや偏頭痛などの症状が出る場合もあります。
気温の急激な変化
2つ目は、気温の急激な変化です。
梅雨の時期は、雨で気温が下がったと思ったら、翌日には気温がグッと上がって真夏のような天気になるなど、気温差が激しくなりますよね。
このような気温差が、身体にとってストレスやダメージとなり、疲れやすくなってしまうのです。
湿邪(しつじゃ)
そして3つ目は、「湿邪(しつじゃ)」です。
湿邪とは、体内の余分な水分が引き金となり、消化器系に影響を及ぼすことでだるさや食欲不振、消化不良や腹痛を引き起こす病気です。
梅雨の時期は湿度が高くなるので、身体の代謝が悪くなり、この病気にかかりやすくなってしまいます。
まとめ
雨続きでジメジメして気分がすぐれない梅雨。
梅雨になると体調不良に悩まされる人も少なくありませんよね。
梅雨がもたらす体調不良では、だるさを感じたりやる気が出なかったりするだけでなく、頭痛や肩こりなどの症状が出ることもあります。
梅雨の時期、体調不良にならないためには、気象の変化に負けない身体作りが大切です。
生活習慣を整えるのはもちろん、自律神経を整えることと、身体を冷やさないようにすることを心がけ、梅雨の時期を元気に乗り切りましょう。
なお同じく梅雨の時期に多いのが湿気による頭痛です。
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