ドローインで効果が出るまで期間は、どの程度でしょうか?
テレビや雑誌などのマスコミで紹介され、有名人も痩せたことで、ダイエットに敏感な人から一躍注目を集めているようになったダイエット方法が、ドローイン(ドローインダイエット)です。
ドローインは世界的に知られているアスリートなどもトレーニングに取り入れています。
今回はドローインの方法についての説明や、より効果的に行うためのポイント、どのくらいの期間続けると良いのかをご紹介いたします。
ドローイン効果が出るまでの期間、回数
ドローインは、きちんとした方法で続けていれば、個人差はありますが無理な食事制限などをしなくても早い人で3週間ほど継続すると効果を感じると思います。
見た目でもウェストのサイズがダウンしてベルトの穴が1つ縮んだり、体重が減ったりといった変化が起こり、効果が実感できるようになります。
とくにお腹の周りの肉を落とすには、有酸素運動と組み合わせることで効果が高くなります。
また、どれくらいやれば効果があるかですが、ドローインの基本的な回数は、1回30秒を1日に10セットが目安だといわれています。
ドローインはいつでもどこでも、手軽に人目を気にせずに行えるのがメリットですので、通勤途中や休憩時間、家事の合間など、ちょっとした空き時間に何度も実践するのが長続きするコツです。
ドローインとは? 正しい方法
ドローインとは、”draw in”という英語をカタカナ読みをしたもので、日本語に訳すと”吸い込む”といった意味です。
つまり、息を吸い込んでおなかをへこませることによって、お腹周りのインナーマッスル(内側の体幹の筋肉)の主に腹横筋が刺激されることで筋トレが行えるエクササイズのことです。
なお腹横筋は、腹から背中をコルセットのように覆う筋肉で、主に腹直筋に効く通常の腹筋運動では、なかなか鍛えられない筋肉です。
数年前に日本に紹介されて、テレビや雑誌などで取り上げられました。
運動の必要もない簡単なやり方で有名人も痩せるのに成功したそうだという話題もあいまって一躍有名になりました。
今では植森美緒さんのような著名な先生もいて、ダイエットを目的に始める人も増えているほどの人気です。
ドローインの基本的な方法としては、まずまっすぐに立ち、肩を後ろへ少し引きます。
ゆっくりと腹がふくれるように、腹式呼吸で息を吸い込みます。
ここから、少しずつ少しずつ息を吐きだしていき、おへその下の辺りを中心に意識を集中して、お腹の奥深くまで引っ込めていくようなイメージで息を吐ききり、腹筋を引っ込めた状態でキープします。
これだけで多くの効果が期待できるのです。
なお、ドローインの間は呼吸を止めないように注意してください。胸で浅く呼吸します。
最初のうちは背中とおなかの前を軽く手で抑えながら15秒程度、慣れれば30秒、45秒と、少しずつ長く行っていくようにするのがコツです。
- 肛門を締めるようなイメージで、お尻に力を入れるとやりやすいです。
- 仰向けに寝て行う方法もあり、慣れないうちは、こちらの方がやりやすいです。
慣れてくると普段の仕事や、電車やバスの中、ウォーキングをしながらでもドローインができるようになります。
なおドローインを効果的に行うポイントについては次の記事でさらに詳しく説明しています。
ぜひ参考にしてください。

まとめ
ドローインは、インナーマッスルを鍛えるトレーニング効果やダイエット効果が期待できます。
体型の引き締めが可能ですが、それだけでなく、内臓や骨盤、肩甲骨が正常な位置に戻ることで自然に背筋が伸び安定します。
姿勢が良くなることで肩こりや猫背が改善したり、腰痛や便秘の解消につながります。
また結果として筋肉量がアップし体の動きも良くなります。
そのため基礎代謝が上がり新陳代謝が活発になるので、カロリーの消費が増え脂肪が燃焼しやすくなって太りづらくリバウンドしにくい体質になります。
さらに腰の冷え性も良くなるなど、男性にも女性にも身体にとって、いいことづくめのエクササイズです。
3週間だけでなく、2か月、3か月と続けていけばいくほど、より効果が高くなります。
逆に、これを続けることによるデメリットはありません。
自分のペースで毎日続けるようにするのがポイントです。
日常生活の中にドローインを行うことを習慣づけて、しっかり食事をとりながら理想のウエストを目指しましょう。
腹式呼吸のダイエットとドローインの関係については下の記事も参照してください。